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第11回 全国権利擁護支援ネットワーク(京都)
2020.02.17 Monday(09:00)

令和2年2月15日・16日の二日間、同志社大学今出川キャンパスで開催された全国権利擁護支援ネットワークの全国フォーラムに参加しました。

 

 

第1セッションは、カナダと韓国から専門家をお招きし『意思決定支援の制度化は可能か』というタイトルでパネルディスカッションが行われました。日本の実践については佐藤彰一先生(全国権利擁護支援ネットワーク代表・國學院大学法学部教授・弁護士)から報告がなされました。佐藤先生から日本の取り組みである成年後見制度の中での意思決定支援は本当に可能なのかという問いかけは、日頃の自分自身の実践に止まれ!といわれるような心境で、とくに『正義の理論』と『ケアの理論』は興味深く感じました。家庭裁判所という正義を扱う中で、ケアという不定形なもの、本人の意思の中心は生活にあるものを家庭裁判所が判断する現在の意思決定支援に、自分自身戸惑いを感じました。

 佐藤先生は、そのことと同時に日本独自の制度、日常生活自立支援事業の改革にも触れられ、昨年の利用促進計画策定以降、日常生活自立支援事業の担当者の方と定期的に行っているミーティングで、いつかこのような話が検討できればと思いました。

 

第2セッションは、『独自の地域づくりは可能か』というタイトルで、各自治の実践や中核機関の在り方について紹介がなされました。やはり権利擁護支援のための地域連携ネットワークの構築、そして中核機関の在り方が論点で、他の実践は興味深く、日々の振り返りにもなります。このセッションのコーディネーターは平野隆之先生(日本福祉大学社会福祉学部教授・権利擁護研究センター長)で、たくさんの傍聴を迎えながら昨年行われた成年後見制度利用促進計画策定委員会について思い出し、一職員としては本当に小さな実践ですが、この小さな権利擁護支援がたくさんの地域で取り組まれることが、今回のテーマでもある権利擁護支援のための地域福祉につながる、そんな思いが致しました。


| 2020.02.17 Monday | 職員の業務日誌 | comments(0) |

第3期市民後見人養成研修(基礎研修3)を東郷町民会館で行いました。
2020.02.13 Thursday(08:50)

 令和228日(土)、東郷町民会館大会議室において第3期市民後見人養成研修(基礎研修3)を行いました。

 

 10時より12まで、「対象者の理解(知的障害者)」と題して豊明福祉会の大谷真弘さんから、講義をしていただきました。まずは「障害者の権利擁護」として、障害者虐待の被虐待者の約半数は知的障害者であることが説明されました。次に障害特性について、さらに支援に対する基本姿勢として「合理的配慮」と「意思決定支援」についても、例を交えてわかりやすく説明していただきました。

 

 お昼休憩をはさんで13から、東郷町役場福祉課の須賀利恵子課長より、「成年後見と市町責任」と題して、成年後見制度における行政の役割を「首長申立て」と「成年後見制度利用支援事業」を軸として講義いただきました。市町が責任をもって必要な方に制度を利用していただける施策を取っていることが説明されました。

次に、1410分より1520分まで当センターのセンター長の住田より、「成年後見制度と中核機関」と題して、中核機関の役割と機能を「中核機関がない地域」「中核機関がある地域」を簡単な創作事例から説明いたしました。

最後に1520分より振り返りのグループワークを行いました。テーマは「市民後見人が地域で果たすことができる役割について」でした。グループからは「後見人を知らない人に存在を伝えたい」「専門職は少し遠い存在。市民が担うことでハードルを下げたい」「地域みんなで知って守る必要がある」などという発表がされました。

 

  アンケートより・・・・

〜科目1「対象者の理解(知的障害者)」の感想〜

「障害のある方に思いをよせて向き合う大切さを改めて感じました。支援する方の支えも大切だと思います。」「怒ったり、かんしゃくを起こしたりする行動は、理由があり、でもそれは高齢者の認知症のものとは異なるのですね。」「知的障害者の後見人になった場合、本人の意志をどう引き出すか。」

〜科目2「成年後見と市町責任」の感想〜

「市町村レベル(特に、東郷町)での後見制度の実態について学習できました。」「市町村の申立ての流れが理解できた。徐々に申立てが増えている事から後見人の重要性も高まっていると思った。」「苦手な部門の話で正直、集中できなかった。もう一度、読み返さないと理解はできないと思う。」

〜科目3「成年後見制度と中核機関」の感想〜

「中核機関の大切さ、ネットワーク後見人の立場及び運営費の必要性を感じました。」「チームプレイのサークルがより理解出来た。」「大変わかりやすく説明していただきました。身近な問題として聞く事ができ、勉強になります。」

 

3期市民後見人養成研修の基礎研修も折り返し地点となり、受講生の方々もグループワークなどでいろいろなお話をされる中で、仲良くなり、一緒にお昼を食べたりされています。受講生皆で励ましあって研修を続けていただければと思います。

 


| 2020.02.13 Thursday | 職員の業務日誌 | comments(0) |

令和元年度の市民後見人交流会を行いました。
2020.02.02 Sunday(19:39)

 令和2年1月31日(金)13:30〜16:30 日進市中央福祉センター(多機能室北)において、令和元年度の市民後見人交流会を行いました。2部構成になっており、第1部は市民後見人の生の活動を知ってもらおうという目的で行政・福祉関係者を交えた交流会で、第2部は市民後見人バンク登録者同士の交流を図るのが目的でバンク登録者と第3期市民後見人養成研修受講者のみの交流会という形で開催しました。市民後見人バンク登録者が18人(1期6人、2期12人)、養成研修受講者1名、行政・福祉関係者6人、センター職員8人(理事長含む)の合計33名が参加しました。

 初めに尾張東部権利擁護支援センター理事長から、開会のあいさつをしました。

 次に第1部として、「市民後見人の活動状況」をセンター職員で、監督業務を行っている石井から、市民後見人の活動が始まってから現在までの動きを大まかに説明しました。第1期市民後見人バンク登録者ははじめ19人でしたが、今は16人であり、その中の9人が受任経験をもっていること、第2期バンク登録者も19人で、そのうちの7人が受任しているという活動を展開しているが、養成研修受講者が減少傾向にあるという説明をしました。

 次に、現在受任中の8人の市民後見人から自分の担当している被後見人等との関わりについてお話をしていただき、そのあと、グループになって、感想や気が付いたこと等を自由に話して頂きました。

グループから次のような感想が発表されました。

・地域で市民後見人の活動を広めたいと思うが、どうしたらいいのかわからない。

・大型スーパーマーケット等で、市民後見人の啓もう活動をしたらどうか?

・受任だけでなく、手伝える活動はないか?

・もっと行政の窓口等で市民後見人のPRをして欲しい。

・市民後見人の活動を聞いて、成年後見人のイメージが変わった。

・週1回の訪問が難しい、書類の書き方が煩雑、金銭管理が不安などという理由から受任をためらう人が多いので、チームで役割分担できたらいい。

などという意見がでました。

 

 第1部の締めくくりとして、瀬戸市健康福祉部社会福祉課の上田喜久課長から市民後見人の活動に対して激励のご挨拶をいただきました。「人というのは語らいの中で他者との関係をつくっていくもの」という新聞の記事を引用されたことによって、市民後見人が被後見人と語らうことの意義を再認識させられました。

 

 第2部は市民後見人バンク登録者の本音で語り合う機会となりました。来年度、市民後見推進検討委員会という形で、市民後見人の活動について話し合いをしていきます。その際に、この交流会での貴重な意見を反映させていく予定です。

 

 最後に、センター長の住田より、「市民後見人の皆さんの活動を通じて学ぶことがたくさんあり、私たちの仲間が増えたという思いがします。今後も丁寧な活動を続けていくことによって、いつか自分たちが蒔いた種が花開く時が来ると思います。」と締めくくりのあいさつをし、終了しました。市民後見人交流会にご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。

 

尾張東部権利擁護支援センター 理事長あいさつ

 

第1部 市民後見人の活動報告

 

第1部 グループワークの様子

 

幹事市瀬戸市からごあいさつ

 

第2部の様子


| 2020.02.02 Sunday | 職員の業務日誌 | comments(0) |

第3期市民後見人養成研修(基礎研修2)を東郷町いこまい館で行いました。
2020.01.26 Sunday(19:13)

 令和2年1月25日(土)、東郷町いこまい館多目的室Bにおいて第3期市民後見人養成研修(基礎研修2)を行いました。2日目の研修ですので、受講生同士はもうお知り合いになっていて、なごやかな雰囲気でした。

 

 10時より12時30分まで、「民法の基礎知識」と題して、松尾健史司法書士から、民法(総則・財産法)のうち法律行為・契約・代理・委任などについての講義をしていただきました。実は日常生活の全般に民法があるということに気が付きました。難しい法律用語をわかりやすく説明していただきました。

 

 お昼休憩をはさんで13時30分より、振り返りのグループワークを行いました。テーマは「民法の知識と後見業務について考えたこと」でした。グループからは「善管注意義務は重いと感じた」「民法の言葉はとても難しい、もっと勉強しなくてはならないと感じた」「何気ない日常行為も法律に拠っていることに気づいた」などという発表がされました。

 

 14時30分から16時まで、「対象者の理解(認知症高齢者)」と題して、黒川病院院長の黒川豊先生から、認知症高齢者の特性・症例の把握・支援に対する基本姿勢と留意点について大変多くの事例を使ってわかりやすく説明していただきました。

 

アンケートより・・・・

〜科目1「民法の基礎知識」の感想〜

「善管注意義務・・・責任が重い!」「契約の解除、時効のことなど契約を含めて民法は難しい」「聞きなれない用語が多く、理解に苦しんだ」

〜科目2「対象者の理解(認知症高齢者)」の感想〜

「非常にわかりやすく、認知症について説明していただけた。時折専門的な話もあり、興味深かった」「認知症の方の対応がわかりやすかった」「理解はできましたが、不安が残った」

 

お天気もよく、お昼休みに受講生同士が仲良くなって一緒に食事されたり、お話ししたりしていました。みなさん、仲良くなって励まし合いながら研修を続けて行っていただきたいと思います。講義内容は難しいかもしれませんが、役立つことばかりです。講師の先生のお話しは運営スタッフも真剣に聞かせていただいています。

 

松尾健史氏黒川豊先生


| 2020.01.26 Sunday | 職員の業務日誌 | comments(0) |

第3期市民後見人養成研修(基礎研修1)を東郷町民会館で行いました。
2020.01.16 Thursday(06:01)

 令和2年1月15日(水)、東郷町民会館視聴覚室において第3期市民後見人養成研修(基礎研修1)を行いました。この研修は市民後見人候補者として必要な知識・技術等の習得を図り、尾張東部圏域市民後見人バンクに登録し、市民後見人として受任できるかたを養成するのが目的です。基礎研修5日間、実務研修8日間、そのほかに施設実習2日間という長い日程で、最終のバンク登録は8月になります。今回は受講生が13名で、今までの養成研修のなかで一番少人数での開催になります。講師との距離が近いので質問しやすいし、受講生同士がすぐ知り合いになれる良さがありそうです。

 10時より、東郷町高齢者支援課の石川課長から開催のご挨拶を頂きました。その後、養成研修のガイダンスをし、10時30分より「成年後見制度の基礎」と題して、柴田幸正弁護士から、法定後見制度や任意後見制度の概要、家庭裁判所の役割と機能、成年後見制度の現況についての講義をしていただきました。初めての講義でしかも法律的な内容とあり、難しいと感じた方が多かったようです。お昼休憩をはさんで13時30分より、「社会福祉の動向と権利擁護〜市民後見人の背景と理念〜」と題して、日本福祉大学 社会福祉学部教授の平野隆之先生から、地域福祉及び権利擁護の理念と市民後見人の役割と期待について講義をしていただきました。

 15時15分からの振り返りのグループワークでは、グループワークの進め方の説明のあと、グループ内で自己紹介、役割分担(司会・記録・発表者・タイムキーパー)をしました。グループワークのテーマ「私が市民後見人になったら心掛けたいこと」についての話し合いでは、本人に寄り添うこと・本人の尊厳を大切にする・笑顔で接したい・地域に恩返しをしたい・支援が必要な人に手をさしのべられるようになりたい・相手と同じ目線で関わりたい・困ったらセンターに相談するなど、話し合いの内容を発表していただいて16時に終了となりました。たった1日の研修では、市民後見人が何をする人なのか、何ができるのかわからないというのが、正直な感想だったようです。

 アンケートより・・・・

科目1(午前の講義)の感想〜「大変難しい話をわかりやすく説明していただき、私なりに理解できたとは思います。」「ちょっと心配な内容です。でもわからなかったらセンターへ相談できるので安心だと思いました。」

科目2(午後の講義)の感想〜「社会福祉の動向について、具体的な話とともに楽しく聞けました。」「眠気も誘わず、興味がある話がどんどん進んでいき、楽しかったです。」「被後見人の行動の背景を理解して寄り添って活動し、困ったら権利擁護支援センターに相談すればよいことに安心した。」

 

たいへん長い研修ですが、受講生全員が最後のバンク登録まで進んでくださることを、運営スタッフ一同心から応援しております。

 

 


| 2020.01.16 Thursday | 職員の業務日誌 | comments(0) |