
住民のための成年後見サポーター養成講座(2日目)
令和元年9月14日(土)豊明市商工会館イベントホールにおいて、住民のための成年後見サポーター養成講座(2日目)を開催しました。
午前中の講演は社会福祉法人豊明福祉会メイツ施設長大谷真弘氏が「障害のある方の権利擁護」と題して障害者権利条約・障害者基本法・障害者差別解消法・障害者虐待防止法などをわかりやすく説明され、日常的にメイツ内でおこなわれている「わかりやすい」支援のしかたを写真等で紹介してくださいました。
午後は司法書士平良一器氏による「死後事務の実際」。平良氏は体験された後見業務を紹介しつつ、後見人に与えられた権限によって被後見人を被害から守ることができるすごい制度だということをお話ししてくださいました。しかし、後見人の権限は生きているうちのものであり、お亡くなりになった時点で終了するため、相続人に引き継ぐまでが後見人の仕事であることを説明されました。大変興味深い内容で、会場からたくさんの質問がでました。
最後はグループワーク。みなさん、受講動機を含め、グループの中で自分の考えを述べたり、他の人の考えに耳を傾けたりしながら、成年後見サポーターとして地域で困っている人を見つけたら、どんな対応をすべきかを学んでいただきました。
成年後見サポーターとは、認知症サポーターと同様に、何か特別なことをする人ではなく、後見制度に関する知識をもち、地域で問題を抱えた方を成年後見制度につなぐ情報提供をしてくれたり、後見人を含む支援の輪の中の一人として関わりを持ち続けていただく人のことです。後見人だけでは、本人の暮らしを支えるには不十分で、多くの支援者の連携によって豊かな生活が実現されるという趣旨を皆さんにお伝えしたかった研修でした。受講された方がたの中には民生委員さんが多くいらっしゃいました。すでに今行っている活動に加えて、後見制度の視点をもって支援にあたっていこうという考え方が発表され、豊明市の地域の力を感じました。
2日間受講していただいた方には豊明市社会福祉課近藤課長より修了証書が渡されました。皆さま、本当にお疲れさまでした。
また、この研修運営にあたって豊明市の御協力をたくさん頂きました。健康長寿課長と社会福祉課長のご挨拶だけでなく、会場の手配、広報の御協力、当日の会場設営・片付け、そして2日間、健康長寿課担当職員、社会福祉課担当職員には研修にもご参加いただきました。心からお礼申し上げます。
⇒ nishimoto (06/03)
⇒ みるすき (06/01)
⇒ sumita (04/24)
⇒ 近藤 (04/24)
⇒ sumita (04/20)
⇒ 会員番号11 (04/18)
⇒ 会員番号11 (02/25)
⇒ sumita (01/12)
⇒ 尾張東部アドバイザーです。 (01/12)
⇒ 林ともみ (12/06)